30代後半独身女子と老猫の不安

30代後半に突入してもなお独身でいることの不安、焦燥感、孤独、お金のことなど思ったことを日記にしています。

スナックのホステス事情その2

ホステス事情つづき
水商売をしていると色々な人に出会う。
世の中には驚くほど悪いやつもいる。

 

一緒に働いているA子は自称26歳のデザイナー。
どう見ても26歳には見えないし、デザイナーでないことは明らか。

 

ホステスをしている人の中には昼間正社員として働いている人が結構いるが、A子の場合は昼もキャバクラで働いている。

 

お客さんにもデザイナーと嘘をついているが、賢い人ならすぐに嘘だと分かるだろう。
この嘘つきA子の嘘はありとあらゆることが嘘なので聞いていても笑えてくる。

 

出身高校は偏差値70くらいの進学校だと言う。
果たして高校は出ているのでだろうか。会話の内容を聞いていると高校レベルの会話は全くできていない。

 

なぜそんな進学校だと嘘をついているのだろうか・・・
滑稽すぎて聞いている方が恥ずかしい。

 

自宅もマンションの最上階だと言っていたが、一緒に働いている子がA子が酔い潰れた際に家まで送っていったら
木造アパート2階建ての2階だったと言っていた。

 

確かに最上階であることは間違いない。

 

育った環境にコンプレックスがあるのだと思う。
自分を良く見せることには嘘をついても平気なようだ。

 

顔も化粧無しでは見れないような顔だと思う。
アイプチにつけまつ毛、目のサイズを大幅に超えたアイライン。
これはすっぴんは見られないな。ぶっちゃけ酷いレベル。

 

そんな風だからか、コンプレックスが強いのだろう。
可哀想な子だと思う。

 

そんなA子だが、嘘つきだけならみんな呆れているだけで済んだが、それでは済まない事件が起きた。

 

なんと、A子がお客さんの財布からお金を抜いているところを目撃してしまった。

 

そのお金を胸元からブラジャーの中へ突っ込んでいた。

 

財布から何万円抜いたか分からないけど、驚きを隠せなった。

 

人がお金を盗むシーンを見ることなど一生に一度あるかないか。
これではっきり分かったが、犯罪を目の当たりにしても声が出ないということ。
あ!と思っても意外と指摘できないものだ。

 

A子にドン引きしたのと、泥酔しているお客さんを哀れに思い気持ちが沈んだ。
お客さんは気付いていないのだろうか。きっと毎回A子に盗まれているに違いない。

 

この事件は見過ごせないとママには報告した。
だけど、前回も書いたようにママは八方美人でどんな女の子にも良い顔をするから本人に言えなかったみたい。
裏では散々泥棒扱いしているくせになぜクビにできないのか。

 

水商売やっていると遅刻ばかりやドタキャンばかりする子はすぐにクビになっていた。
だけどこの店はママの度胸がないのか、ただ良い人振っているだけかクビになる女の子はいない。
経営者としてどうかと思うところはたくさんある。

 

こんなことがあったのにクビにしないから、私も含め他の女の子達はA子とシフトが一緒になるとお客さんを呼ばない。

 

当たり前だ。
財布からお金を盗まれる可能性があるのに大事なお客さんを呼ぶアホはいない。

たまたまタイミングで来てしまうお客さんはいるけど、自分から積極的には呼ばない。

 

今回の盗みが初めてではないからこそクビにすべきなのに。
事実以前も女の子の財布からお金が減っていることが何度かあった。
少額だったと現行犯ではないことからA子だということはみんな分かっていたが、泣き寝入りしていた。

 

今度こそクビにするチャンス!だったのに。
これを逃したらまたクビにすることは難しくなる。

 

A子が辞める前にこちらが根負けして辞める羽目になりそうだ。